ついさっき、親子丼を作っていて味見をしようと鍋から玉葱を一切れつまんだら
ペロっと足に落としてしまって火傷した。
保冷剤で冷やしながら自分の足の甲をよく見ると、2歳の頃の火傷の跡が残っている。
手持ち花火を落として靴の中に入ってしまって、重度の火傷を負ったそうだ。
30年近く経っても見た目で分かるし、皮膚の質感も違う。
覚えてないけど相当痛かったろうな。
当時その場にいたのは母と姉と、母の不倫相手だったらしい。
私の火傷を見てパニックを起こすだけの母を押しのけて、
不倫相手が慌てて病院に運んでくれたと姉から聞いた。
その後、家で父親が包帯を変えてくれたり
おんぶで移動してくれたのを断片的に覚えている。

包帯の上から着けていたネットを見て
「メロンみたいやなぁ、明日買うて来たるわ」って
父が優しく言ってくれたのを今急に鮮明に思い出して泣きそうになった。
生きてたら色々あるなぁ。
親子丼は卵投入後の火加減をミスってボソボソになってしまった。