あの時どうしたらよかったんだろうと思い出す体験がある。
中二の頃、金曜日夜に不思議なことが続いた。その最後の体験。

うつ伏せで寝てたら夜中に目が覚めた。
後ろの真っ白な光がまぶしくてまわりが明るい。
体も顔もすべてが普通に動く。金縛りじゃないし夢でもない。
なんか変なので、隣室の家族に声をかけようとしたら声が出ない。
パクパクパクパクするだけ。
パニックになりかけると「こちらを向くがよい」と声がする。

うつぶせ寝を幸いにどうしようと悩んでいるとフッと消えた。
闇があるだけ。朝になるまで天井を向けなかった。

向いてたらどうなってたんだろう。
怖い話をいろいろ見てるけどそういった場合にどうなるのかがわからない。
ハッピーなことがあったのだろうか。